こんにちは。わたしは昼は一部上場企業で働き、夜は水商売をしています。
一部上場企業の社員として、また水商売での接客を通じて、数々の女性キャリアウーマンを見てきました。
今回は働く女性に向けて、女性が出世する上で絶対に欠かせない条件をご紹介しようと思います。
キャリアは自分ひとりで作るものではない
そもそも人はたった1人でのし上がることは不可能です。
企業でも水商売でも誰かのサポートがあってこそ人は売れっ子になれるんです。男性、女性に関わらず組織で上り詰めるにはたくさんの人のサポートが必要ということをまずは頭に置いておいてください。
条件1:頼れるメンターがいる
出世するためにメンターの存在がいかに重要か、については様々なビジネス本に登場します。それだけメンターの存在は侮れないということです。
メンターの存在は日頃の皆さんの働き方やパフォーマンスにも大きく関わってくるからです。
メンターとは、仕事上(または人生)の指導者、助言者の意味。メンターは、キャリア形成をはじめ生活上のさまざまな悩み相談を受けながら、育成にあたる。ナビゲート ビジネス基本用語集
ひとことでいえばメンターとはあなたの近くにいて親身にアドバイスをくれる人のことです。
そんなメンターに向いている人とは一体どんな人なんでしょうか。
私の経験上、家族や友人、恋人はメンターには向いていないと言えます。仕事の話を家庭や友人関係、恋愛に持ち込むのは個人的に嫌いだからという理由もありますが、大前提としてプライベートと仕事ははっきりと分けられるという点も出世の大切な条件に入ってくるからです。
後輩や同僚も向いていないといえます。仕事や人生において、経験値はとても大きいからです。自分にないアイデアや視点で的確にアドバイスをくれる人は、あなたよりはるかに経験値が高い人の方がいいでしょう。
あなたの会社の社員、もしくは元社員の人は向いているといえます。組織のこと、あなたの部署のこと、あなたの上司のこと、そしてなによりもあなたの仕事ぶりを理解している人の方が的確なアドバイスをくれるからです。
ただ、気を付けたいのは、直接自分のキャリアに影響する人はやめておくという点です。あなたの直属の上司や、そのまた上司は避けた方がいいでしょう。直接あなたの評価者に当たる人には、どこかでその「評価」が付きまとい、「よく思われよう」「デキない人と思われないようにしよう」という思考になり、十分に心を開くことができないからです。
さきほど説明した条件に当てはまる人の中から、いったいどうやったら信頼できるメンターを見つけられるのでしょうか。
大前提として、一度仕事をしたことがある人に絞ることをおすすめします。自分の失敗や成功を知っている人はあなたのことを客観的にみられるからです。
飲み会や接待の場でそういった人たちと一緒になった際、あなたのお兄ちゃんやお姉ちゃん、もしくは親のように暖かい目で見てくれる人を探しましょう。あなたのことをいじってくれたり、失敗したときは陰できちんとアドバイスをくれたり、成功したとき誰よりも喜んでくれた人はまず間違いありません。
ある時は褒めてくれたり、でもきちんと叱ってくれる、とにかく「可愛がってくれる人」がメンターの有力候補です。
条件2:強力なスポンサーがいる
出世する女性にはメンターだけではなく、必ずスポンサーが必要です。
メンターはアドバイザーという立ち位置なので、あなたが社内で活躍するためには必要なのですが、それだけでは出世はできません。なぜならメンタリングだけでは女性リーダーは生まれないからです。
あなたの周りにもいるはずです、仕事はできるのに昇進の機会を逃している女性が。そういう女性にこそ自分を引っ張り上げてくれるスポンサーが必要なんです。
スポンサーとは、つまりあなたにとっての「権力を持った」支援者である人です。なんらかの力を行使できる立場で、あなたの活躍を認め「○○さんはよく働いているよ」と周囲にPRしてくれる人です。
言い換えればキーマン的存在であることが好ましく、あなたのことをかってくれていて、かつ人事的な権力がある人が向いているといえます。
メンター はあなたのキャリアについてアドバイスする人
あなたが小さな鉢に植わった植物だとしたら、定期的にお水をあげてくれる人がメンターです。
スポンサーはあなたのキャリアを実現するために行動してくれる人 あなたのことを社内で売ってくれる人
お水をあげてくれる人がメンターであればスポンサーはあなたの成長に合わせて小さな鉢からもっと大きな鉢にあなたを植え替えてくれる人です。
そんなスポンサーはどうやったら見つけられるのでしょうか?ポイントはとにかく要所ようしょで自分をアピールすることです。自分を商品として社内外にどんどん売り出すことが大前提です。
1.社内研修に積極的に参加すること
普段はあまりかかわることのない他部署の人たちとコミュニケーションが取れるのが、社内で行われる参加自由な研修です。こういった研修にどんどん積極的に参加することで、「自分の存在」に気付いてもらいましょう。
2.役員が出る会議で質問をしてアピールすること
普段役員とコミュニケーションが取れる人たちはごくごく限られた人間です。下っ端の人たちは滅多に「自分の存在」をアピールする場を与えられることはありません。ただ、私たちが近づきたい・認められたいと思っていると同時に、役員クラスももっと現場のことを知りたいと思っているんです。
全社的な会議など質疑応答の場で質問などを積極的に行い、「あいつ誰だ?」と思わせられれば勝ちです。もちろん質問内容は事前によく考えてからにしましょう。
とにかく自分の存在に気づいてもらうこと
スポンサーを見つけるためには、まずさまざまな場に顔をだし、積極的に自分の存在に気付いてもらい、名前を覚えてもらうことが大切です。
スポンサーに向いている人をあえて挙げるとすれば、既婚者であり、娘がいる人の方が好ましいといえます。なぜなら、年下の女性の扱いに慣れており、自分の娘のようにかわいがってくれるからです。
娘がいない人はどこか女性に警戒心があり、扱い方がわからないという理由でそばにおいてくれないケースが多々あります。
スポンサー候補を見つけたら、ストレートに自己アピールしましょう。私はこんなことが得意です、こんな経験を重ねてきました、将来はこんなポジションにつきたいですといったようにまっすぐ素直に夢を語りましょう。
条件3:上下関係なく仲間がいる
出世する女性には仲間が必要です。
出世する女性は男性顔負けにバリバリと働き、ずばずばとモノを言うため仲間がどんどん離れていき結局は仲間が一人もいない状態で戦わなければいけない状態に陥る…というイメージを抱きがちですね。
これが一番危険な状態ということを覚えておいてください。なぜなら優秀な人の出世を妨げる1番の理由は同年代からの「嫉妬」だからです。
キャリアに必要なネットワーク
出世する上でキャリアに必要なネットワークは様々あります。あなたはそれぞれのネットワークをもっていますか?
目の前にある仕事を完成させるために、あなたに対して指導してくれたり、アドバイスをくれたり、実際に動いて協力してくれる人。
細かい仕事から大きな仕事までをフォローしてくれる人がいなければ出世はできません。
あなたが実際に社内でどういうキャリアを進んだらいいかをアドバイスしてくれ支援する人。メンターに近い存在。実際にあなたが「こうなりたい」と思える人だったり、あなたが進もうとしているキャリアを持っている人が理想です。
出世する上で理想的な存在は必須です。目指すべくモデルがいてようやくあなたが前に進めるからです。
経営者に近い存在(人事、秘書、経営企画、広報など)の部署で実際に経営層が何を考えているのか、この会社がどうなるのかをリアルタイムで情報をもち理解している人。
直接経営層とコネクションがなくとも、あなたの属する会社の進路の地図を持つ人がいれば自然とあなたの行動も経営層と同じ目線に合わせられるからです。
出世するにはゴシップにも多少詳しくないといけません。誰とだれが仲が悪いとか、あの人と彼女はデキてるとか、あの人には近づかない方がいいなど、情報は多ければ多いほど損をすることはありません。
これはパートのおばちゃんかもしれないし、警備員さんかもしれません。
あなたの出世やキャリアに関係なく影で支えてくれる人の存在は大きいです。つらいとき、躓いたときに、「受け入れられている」と感じられる環境はとても大切です。
家族や恋人、幼馴染など心が休まる場所は出世する女性にとっては必須の条件です。
女性としてどう生きるべきか、キャリアだけでなく、女として、母親として、どう生きていくかを教えてくれる存在はとても大切です。
女性として尊敬できる人をひとり見つけておくだけで、心の支えになります。
いかがでしたでしょうか?
出世する女性に必要なものはズバリ人脈です。
これらを踏まえて、一度人脈の整理をしてみましょう。書き出してみるのもいいですね。逆に「この人は何で仲良くしてるんだっけ」と疑問に思う存在も出てくるはずです。
身辺整理ときくとドライなイメージがありますが、結局自分の人生で重要な役割を果たす人はほんの数人なんです。無駄な人脈に無駄な時間とお金を費やすことは相手にとっても失礼に値するためどんどん切り捨てていきましょう。
出世できる女性の条件まとめ
条件1:頼れるメンターがいる
条件2:強力なスポンサーがいる
条件3:上下関係なく仲間がいる
いかがでしたでしょうか?まずは出世は一人では絶対にできません。
まずは周りで自分の味方になってくれる人を探すことから探しましょう。
先輩キャリアウーマンから学ぼう
書店で手に取り一気に読んでしまいました。著者は世界的なコンサル会社ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタント、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長を歴任しているバリキャリ女性で、とても説得力がありました。
このブログの著者
asuka(30代)
昼は上場企業で働き 夜は水商売をしています。
お昼の仕事、夜の仕事、テラスハウスやバチェラー、
恋愛や女性の生き方について ご紹介していきます。
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